思いを巡らせるのにうってつけの町
汽笛の音、柔らかな海風、階段を一歩いっぽ上がるおばあちゃん、洋館とツタ。ときどき近所の方と挨拶を交わしたり。どうですか? 想像しただけで詩的な毎日でしょ。こんな日常が長崎のふつうなんです。
この眺めを見れば、外国人がここに居留地を置きたいと希望した理由がわかります
どんどん坂を下った先にあるのが小曽根乾堂通り。長崎四国八十八ヶ所霊場・第73番札所である太平寺の裏手を通る道で、グラバー通りやコンスイ通りに繋がります。通りは、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した事業家で、亀山社中の出資者ともなった長崎ゆかりの小曽根乾堂(こぞねけんどう)に由来。付近には異国情緒を感じる建造物や、伝統的な建築様式の住宅、石畳の坂道などがあり、現在と過去が交錯する独特の雰囲気を楽しむことができます。8/30(金)に公開される山田尚子監督のアニメーション映画『きみの色』のモデル地の一つともなっています。どのポイントがモデルとなっているのか、答え合わせを楽しんでください!
1. 映画のモデルとなった造船所の白い建物が見える道。どこから見えるか探してみて
1. 映画のモデルとなった造船所の白い建物が見える道。どこから見えるか探してみて
2. 道行く人や車。観光地の喧騒から外れた長崎の日常を体感できます
3. 長崎港や対岸の稲佐山まで一望できます。タイミングが合えば、夜の散策もオススメ
4. 石畳に路地……雨の日もステキなんですよ!
5. グラバー園の出口からグラバー通りを進むと、どんどん坂や小曽根乾堂通りへ繋がります