奉納踊りが見られるのは4会場!予約なしでも見たい人は当日販売の立ち見席と庭先回りへ
奉納踊りが踊られる「踊場(おどりば)」は市内4箇所に設けられています。本会場となる諏訪神社は特に人気。座席予約は競争率が高いですが、各会場で販売開始日が異なるので、何度も予約のチャンスがあります。もし予約できなかったとしても当日販売の立ち見席や、市中で行われる「庭先回り」を狙えば誰でも奉納踊りを見ることができますよ!
九州三大祭り!長崎くんちの面白さは、町ごとに異なる一風変わったド派手な“奉納”にあり
長崎くんちの奉納踊りは、全58の踊り町が7組に分かれ、7年周期で登場するもの。それぞれに特長や見どころがありますが、大きく「踊り」「曳物」「担ぎ物」「通り物」の4タイプに分けられます。この分類と奉納踊りの「動き」に合わせて、長崎くんちの魅力を見極めてみましょう。
踊りは、「本踊」と呼ばれる日本舞踊が中心。まさに【舞う】艶やかな姿が見どころです。
曳物は、車輪が付いた船をはじめ、大型の演し物を大勢で【曳き回す】もの。「川船」の網打ち船頭による投網を【投げる】姿、「鯨の潮吹き」の潮を【吹く】といったエモーショナルなシーンも見逃し厳禁です。
担ぎ物は、「鯱太鼓」などの文字通り【担ぐ】奉納踊り。大きな山飾(だし)を上空に【放る】瞬間は壮観です!
「通り物」は、道中を【ねり歩く】行列の姿が魅力的。今年は「山伏道中」が披露されるため、こちらも必見です。
1. 不老長寿の源とされる月を龍が食べようとする様子を表したと言われる龍踊(じゃおどり)はおくんちを代表する奉納の1つ
2. 担ぎ物は58町のうちたった2つだけなので、7年通っても2回しか見られない貴重なもの
3. 車輪は固定で左右に曲がらない構造の重さ3t以上の山車を、息を合わせて豪快に連続5回転させる船回し「梅の風車」
4. 桟敷席に向かってジェットスモークを吹き付けるのが龍船の見せ場
5. 興善町の本踊は「石橋(しゃっきょう)」と呼ばれ、紅白の獅子が舞う
6. 町ごとに異なる踊町の列の先頭に立つ町じるし「傘鉾」。重量130~150kgを一人で担ぐ勇壮な姿も見応え◎です
7. 9月末ごろに3日間の庭先回りの予定と概略地図を1枚にした「庭先回りマップ(スケジュール)」がHPに掲載予定。観光案内所などでも配布されます
8. 本会場は写真の諏訪神社ですが、市内各所を練り歩き、全4会場で奉納踊りを披露します
長崎くんち
開催日 / 10月7日(前日)・10月8日(中日)・10月9日(後日)
ながさき伝統芸能振興会(長崎商工会議所)
tel : 095-822-0111
web : https://nagasaki-kunchi.com/
※観覧券・さじき席の販売・予約・事前応募等は各踊場で受付しているので、それぞれの情報元からお問い合わせください。