厳かな空気に包まれる、ランタン体験もあるんです
2社14寺がほぼ一列に立ち並ぶ「寺町通り」。ランタンフェスティバルの主会場から、この寺町通りを進んでいくと、やがてもう一つの会場・興福寺にたどり着きます。華やかで賑やかな他会場とは異なり、ゆったり静かな時間が流れる寺町通りの散策。これもまた、格別な“ランタン体験”なのかもしれません!
<市民の声> 会社員
ランタンフェスティバルの間だけ夜に拝観できる興福寺で“こうふく”体験
「興福寺」は、ほかの長崎ランタンフェスティバルの会場と比べ、凛とした静かな風格が漂う場所です。それもそのはず。興福寺は参道である眼鏡橋とともに国指定の重要文化財。ランタンフェスティバルの期間だけ、特別に夜拝観をすることができます。ランタンの明かりに幻想的に映された境内と本堂は、見応え充分。また、樹齢400年の大きなソテツの木にも注目です。この木から落ちた実はハート型で「幸福の種」とも呼ばれ、縁結びや良縁、子宝に恵まれるとも。見つけたら、ひとつだけ持ち帰っていいのだとか!昼間に訪れると庭園を眺めながら抹茶をいただけたり、珍しい中国式の精進料理、普茶料理(予約は10名以上から)をいただくこともできます。
1. 1620年に中国のお坊様・真円によって開設されたわが国初の唐寺と言われ、日本のお寺と違って屋根がそり返っているのが特徴です
2. 朱色の山門により「あか寺」として市民に親しまれいる興福寺。ライトアップされたあか寺を確認できる、数少ないチャンスをお見逃しなく
3. 本堂入り口脇にも、大きなランタンオブジェがそびえ立っています
4. 本堂にかかる瑠璃燈は、長崎が誇る東洋一のランタン。高さ2.18M、経1.31Mの大サイズで、創建時から約400年灯し続けてきた長崎市の重要文化財です。中国では魔除けとされる「蝙蝠(コウモリ)」が全48匹も描かれています
5. 大門のそばには、黄檗(おうばく)宗の開祖、隠元(いんげん)和尚が!その名の通り日本にインゲン豆をもたらして名前の由来となり、木魚、明朝体の字体も日本に伝えたといわれます
6. 門のさらに両サイドには航海や漁業の守護神・媽祖(まそ)様を守護する役目の「千里眼」と「順風耳」のランタン像が
7. 境内の中央部にそびえ立つ、樹齢400年の大きなソテツの木にも注目ください。大きな生命力、霊験あらたかな雰囲気を感じさせてくれます
8. ソテツの木の実はハート型で「幸福の種」と呼ばれ、見つければ縁結びや良縁、子宝に恵まれるとも言われているのです。見つけたら、ひとつだけ持ち帰ってOK!
東明山 興福寺
〒850-0872 長崎市寺町4-32
tel : 095-822-1076
web : http://kofukuji.com/