とうめいざん こうふくじ 東明山 興福寺
日本最古の黄檗宗寺院
寺町通りに建つ朱色の山門が印象的な「興福寺」は、わが国最初の唐寺で日本黄檗宗(おうばくしゅう)発祥の地。1620年、中国の南京地方出身者が、真円(しんえん)を開基として媽姐堂・仏殿を建てたので、南京寺とも呼ばれます。
禁教令下の江戸時代初期は中国からの来航者が多く、自分たちがキリスト教徒ではないことの証明と、海の守護神「媽祖(まそ)」を祀ることを目的に唐寺を建立し、菩提寺としました。
1632年第2代住職・黙子如定(もくすにょじょう)は本堂である大雄宝殿(だいおうほうでん)を建立。その後火災や暴風で大破し、1883年に再建されました。中国工匠による中国南方建築の代表作で、緻密な彫刻やアーチ型の天井等があり、圧倒的な美しさを誇ります。黙子如定は眼鏡橋を架けたことでも有名です。
絵の才能に溢れる第3代住職・逸然(いつねん)は漢画を日本に伝え、のちの画家たちに影響を与えた人物。中国から高僧の渡来を切望していた逸然たちが1654年、日本黄檗宗の開祖・隠元(いんげん)を招き第4代住職となります。
隠元禅師はインゲン豆や野菜果物、印鑑に木魚、煎茶や普茶料理(ふちゃりょうり)などを中国から持ち込み、日本文化に多大なる影響を与えました。
境内には国指定重要文化財の大雄宝殿や旧唐人屋敷門、県指定有形文化財の媽祖堂や鐘鼓楼、三江会所門(さんこうかいしょもん)や山門などの文化財や碑がたくさんあります。
基本情報
住所 | 〒850-0872 長崎県長崎市寺町4-32 |
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電話番号 | 095-822-1076 |
FAX番号 | 095-827-2726 |
営業時間 | 7:00~17:00 |
休日 | 無休 |
料金 | 大人300円 中・高生200円 小学生100円 団体割引(30名以上) 大人240円 中・高生160円 小学生80円 障害者手帳の提示で本人、介助者 無料 |
交通アクセス | 長崎駅前から路面電車「蛍茶屋」行で約4分「市役所」下車、徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料)3台 |
リンクURL | http://kofukuji.com/ 長崎Webマガジン「ナガジン」 トリップアドバイザー |