ながさきしど・ろしんぷきねんかん 長崎市ド・ロ神父記念館
ド・ロ神父が貧しい人々の救済のために1885(明治18)年に建て、鰯網工場や学校…
ド・ロ神父の遺徳をしのび、その偉業を今に伝えるために1968年に開館した記念館です。
1879年、外海(そとめ)地区の主任司祭として赴任してきた、フランス人宣教師マルコ・マリー・ド・ロ神父は、深い人類愛の精神とすばらしいフロンティア精神をもって、外海地方の社会福祉・土木・建築・医療・教育文化・産業などに奉仕しました。一度も母国へ帰ることなく、貧しい暮らしをしていた外海の人々の魂と肉体の救いのために、その生涯を捧げました。
記念館の建物は1885年にいわし網工場として、神父自ら設計、施工したもので、その後、保育所として使用されていました。木骨煉瓦造、平屋建てで、上屋に洋小屋組(キングポストトラス)の屋根を架けた明治時代の洋風建造物としては特異な建物です。2003年に旧出津救助院の一部として、国の重要文化財に指定されました。
内部には、神父がこの地で行った様々な事業に関する品物が展示されており、県指定文化財の彩色木版画「煉獄の霊魂の救い」などの資料や、手術用器材、大工・左官用具、ソーメン・マカロニ製造用具、メリヤス編機などが展示されてあります。宗教関連や医療、土木、建築、産業など、当時の様子を垣間見ることができます。
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基本情報
住所 | 〒851-2322 長崎県長崎市西出津町2633番地 |
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電話番号 | 0959-25-1081 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
休日 | 12月29日~1月3日 |
料金 | 個人:一般310円/小中高生100円 長崎市外海歴史民俗資料館との共通入館料 ※団体割引あり |
交通アクセス | バス:長崎駅から長崎バス(大瀬戸・板の浦行)乗車「出津文化村」バス停下車。 または、(桜の里ターミナル行)乗車、終点で(大瀬戸・板の浦行)乗り換え「出津文化村」バス停下車、徒歩約5分 車:長崎駅前から約50分 |
文化財 | 国指定重要文化財 |
リンクURL | 長崎市公式サイト そとめぐり外海観光サイト(長崎市外海地域センター公式サイト) 長崎と天草地方のキリスト教関連歴史文化遺産群ウェブサイト |