ながさきしべっこうこうげいかん(きゅうながさきぜいかんさがりまつはしゅつじょ) 長崎市べっ甲工芸館(旧長崎税関下り松派出所)

全国各地の貴重なべっ甲作品が大集合!

国指定重要文化財である「旧長崎税関下り松派出所」を保存利用した、長崎の伝統工芸である「べっ甲細工」と「税関に関する資料」を展示する施設です。

長崎港は鎖国時代、唯一の外国との窓口として開かれ、開国後も重要な貿易港として税関が置かれました。その派出所として1898年に「旧長崎税関下り松派出所」が建築され、1990年3月には国の重要文化財に指定されました。明治時代の税関施設の状況をよく伝えており、歴史的価値が高いだけでなく「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」などと共に、大浦海岸通りの異国情緒感漂う景観を作り出しています。

館内には、社団法人日本べっ甲協会から寄贈を受けた約300点の貴重なべっ甲が展示されていますので、是非とも歴史と伝統に培われたべっ甲の伝統工芸に触れてみてください。

エリア
長崎市中心市街地エリア(平和公園・稲佐山・グラバー園など)
カテゴリー
歴史・文化財 博物館・資料館・美術館 文化・工芸 夜景
旅のテーマ
和華蘭文化にふれる

もっと詳しく知ろう! 長崎市べっ甲工芸館(旧長崎税関下り松派出所)

  • 長崎べっ甲、技術の高さに注目!-0

    長崎べっ甲、技術の高さに注目!

    明治期、多くのロシア船が入港していた長崎。その船長らから「ウチの船の模型を作ってくれ」という依頼を請け負ううちに、長崎のべっ甲職人達は精巧な技術の研鑽を積んでいきました。江戸で製作されたものも展示されているので比較できますが、一目に長崎べっ甲の精緻さ、大胆さ、優美さが見て取れます。

    主な展示品にはオランダ船、帆船、宝船、龍、夢殿、香入れ、御所車、天馬、鯉、小槌、伊勢海老、五重塔、宝石箱などがあります。

  • べっ甲細工も長崎から江戸へ-1

    べっ甲の原料・タイマイ

    べっ甲細工も長崎から江戸へ

    べっ甲の原材料が亀の甲羅だということは広く知られていますが、正確には「タイマイ」という海亀の一種だそうです。
    日本におけるべっ甲細工製作の歴史は300年以上といわれています。長崎では昔からこのべっ甲細工が発達し、今でも県内にはべっ甲店が数多く点在する名産品のひとつとなっています。
    実は、長崎でべっ甲細工が発達したのは徳川幕府の鎖国によって、長崎港のみがオランダ人と中国人による貿易港となったため原料を容易に入手できたためなのだといいます。
    その後長崎での技法が江戸などへ伝えられました。長崎はべっ甲細工伝来の地でもあったという訳です。

基本情報

住所 〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町4-33
電話番号 095-827-4331
お問い合わせ先 095-829-1152 長崎市観光政策課
営業時間 9:00~17:00
休日 12月29日~1月3日
料金 大人 100円、小・中学生 50円
団体割引(15人以上)大人80円 小・中学生30円
※他割引あり、詳細につきましては公式サイトにてご確認ください 
交通アクセス 長崎駅前から路面電車「崇福寺」行で「新地中華街」乗換え「石橋」行で「大浦天主堂」下車、徒歩約2分
JR長崎駅前東口から長崎バス「田上・大平橋」行で約15分「大浦天主堂下」下車
駐車場 なし
リンクURL 一般社団法人 日本べっ甲協会
長崎市公式サイト
トリップアドバイザー
この施設の文化財情報
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