第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
大会長 片岡 英樹 氏
(社会医療法人長崎記念病院リハビリテーション部 副部長,長崎大学医学部保健学科理学療法学専攻 臨床教授)
【開催期間】2024年6月8日~2024年6月9日
【会場】長崎大学医学部坂本キャンパス
【現地参加者数】418名
MICE
今大会の感想をお聞かせください
片岡 英樹氏
2024年6月8日(土)・9日(日)に第28回日本ペインリハビリテーション学会学術大会を長崎大学医学部坂本キャンパスにて開催しました。本大会は長崎では初開催でしたが400名を超える多くの先生方にご参加いただきました。各企画では活発な議論が展開されており、対面学会の醍醐味を感じました。本大会を盛況のうちに終了することができたのも、ご参加いただいた皆様、協賛企業の皆様、そして本大会にご協力頂いた長崎国際観光コンベンション協会の皆様のおかげです。また、ご参加いただいた皆様からはプログラムの内容や大会運営のホスピタリティに関して大変好評をいただきました。これもひとえに、本大会の準備委員やスタッフの尽力の賜物です。本大会を通じて改めて一人では何もできないことを痛感し、皆様に支えていただいたおかげで大会長の任を果たせたと思っております。本当にありがとうございました。
MICE
今回の主な取り組みを教えてください
片岡 英樹氏
ペインリハビリテーションは、生物心理社会モデルで患者の痛みを捉え、運動療法や認知行動療法などの治療を行うことで、痛みの軽減や生活機能の改善、QOL向上を目指しています。近年、ICTやIoTの活用によるデジタルトランスフォーメーションが進み、それらの医療への応用が加速しています。一方、国際疼痛学会は痛みを訴えづらい患者への疼痛管理の改善を課題として掲げています。本学術大会では、オンラインでのプレコングレス、現地での特別講演、シンポジウム、ハンズオンセミナーやワークショップを通してこれらの最新の知見や技術を用いたペインリハビリテーションの新機軸について議論しました。
MICE
今後、長崎での会議の誘致や開催を予定されている方にメッセージをお願いします
片岡 英樹氏
今回、長崎大学医学部坂本キャンパスという長崎駅からは少し距離のある会場での開催でしたが、多くの方にご参加いただけました。長崎は県外の方からみても異国情緒漂う魅力的な街だと思います。学術大会のような多くの方々が集まるイベントの企画・運営は本当に大変なことですが、参加者の方がそれらを通してさらに長崎を好きになっていただけたら主催者冥利に尽きると思います。また、今回の私の経験から、イベント開催に際しては、長崎国際観光コンベンション協会様にご相談の上、サポートいただくことをお勧めいたします。