第33回日本心臓核医学会総会・学術集会
第33回日本心臓核医学会総会・学術大会
大会長 工藤 崇 氏
長崎大学 原爆後障害医療研究所
アイソトープ診断治療学研究分野 教授
【開催期間】2023年6月23日~2023年6月24日
【会場】出島メッセ長崎
【参加者数】254名
工藤崇 氏
このたび、第33回日本心臓核医学会総会・学術大会を2日間の日程で開催させていただきました。
日本心臓核医学会は、循環器領域の核医学(放射性同位元素を用いた診療)において、国内唯一の学会であり、毎年6月か7月に大会を日本の各地で開催させていただいております。長崎での大会開催は本学会初めてのこととなりました。
新型コロナウイルス感染症のため、昨年はハイブリッド開催でしたが、本年の長崎大会は久方ぶりの完全現地開催の形式となりました。非常に小さな教室での運営で、かつ初めての全国大会を運営するということで、大変な苦労を予想しておりましたが、出島メッセのスタッフの皆様はじめとする多くの方の支援を頂き、無事開催させていただくことが出来ました。
現在医療の世界でも経済的な困難が多く、今大会においても大幅な予算の縮小を余儀なくされました。その一環として、事前打ち合わせのほとんどを東京のコンベンション会社・長崎の主催者および出島メッセの皆様とWeb上でさせて頂くこととなりましたが、大変適切な対応をいただき、現地打ち合わせは一回のみで、円滑な運営を行うことが出来ました。直前になって一講演が遠隔地からのWeb講演となりましたが、これについてもスムーズな対応をいただき、整ったネット環境で通信トラブルも全くありませんでした。新しく明るい施設での開催で、地方都市での開催とは思えないほど充実した大会を開かせていただき、参加した皆様からも大変立派な学会開催であったと、お褒めをいただくことが出来ました。本大会は200人強の小さな学会でありましたが、今後、より大きな学会開催にも十分満足いただける環境が整っていると感じられました。