出会えたらラッキー!動く観光名所ってナンだ!?-1

旅行ガイドブックには載っていない、“珍”長崎旅

伝統や歴史、文化に深く根付いた観光名所が至るところにある長崎市。斜面地にひしめく家々の灯りや和洋中が重なり合う場所など、情景や空間にも“長崎らしさ”を感じることができ、まち歩きしているだけで、いつもの旅とはちょっとだけ違う気分になれるまちです。旅行ガイドブックに載っていない長崎市のいちばん新しい楽しみ方とは?出会えるか出会えないかは、タイミング次第!歩いて見つけた4つの“動く観光名所”をご紹介!

 

その1、路面電車

一両だけ、ブルーの車両!?
車窓からの眺めが「いつでも風景画」な秘密


長崎市民の足はもちろん、観光客が利用する乗り物の代表といえば路面電車。あまたある路面電車の中で、実は一両だけ異彩を放つ車両があるのをご存知ですか?「みなと」の名で市民から親しまれている、鮮やかなブルーと尾曲がり猫のモチーフで人気の車両です。デザインは、JR九州の「ななつ星in九州」をはじめ、多くの鉄道車両を手がけた水戸岡鋭治氏。船舶用の照明から、木材を多用した床や天井、吊り革、すだれ、座席、窓を彩るステンドグラスまで、暮らしに溶け込む温もりと長崎らしさが詰まった路面電車です。窓枠には額縁が施され、車窓から風景画のように長崎を観ることができるところも「みなと旅」の醍醐味。見つけたら、ぜひご乗車を!

降車ベルのカバーやボタンに、長崎べっ甲が使われているのを発見!

 

その2、尾曲がり猫

尾曲がり猫は、幸せを呼ぶ!?


長崎県のPRキャラクターとしてよく登場する、動物のモチーフといえば猫!坂道を歩けば猫にあたる。
車が入れない階段状の道が多い長崎市内は、猫パラダイスです。しかも、長崎で出会う猫の8割近くが、しっぽの形がユニークな尾曲がり猫、という調査結果があるほどです。まち歩きをしながらぜひ、猫のしっぽに注目してみてください。尾曲がり猫は、“かぎ型のしっぽで幸せをひっかけてくる”幸運の猫。旅の道中、出会えたあなたにはきっとハッピーな出来事が訪れる、ハズです。

眼鏡橋の近くに猫ちゃんの健康長寿を願う「尾曲がり猫神社」があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

尾曲がり猫神社
長崎県長崎市銀屋町2−15 古川町共同ビル1F
095-895-7704

 

その3、ハタ揚げ

今、正月じゃないよね?
4月に凧揚げ!?


全国津々浦々、お正月の楽しみのひとつに凧揚げがあります。これは長崎でも同じですが、凧をハタと呼び、オランダ人の従者として出島に来ていたインドネシア人たちが伝えたものと言われています。他県と違うのは、ただの凧揚げではなく、他のハタと掛け合って戦わせる“ハタ揚げ合戦”をすること!毎年4月には「長崎ハタ揚げ大会」が開催されています。場所は唐八景公園。コロナ禍を経て今年は4年ぶりの開催となり、ニュースになるほど話題を呼びました。実はこのハタ揚げ、冬から春にかけて稲佐山公園、風頭公園、水辺の森公園、唐八景公園などで、運が良ければハタ揚げの練習姿に遭遇することができます! 大空に舞い上がるそのハタの壮大さに出会うと、一気に旅のテンションもアガッちゃう!?



小川ハタ店「長崎ハタ史料館」
長崎伝統の手作り凧専門店。
また、伝統工芸として受け継がれてきたハタ造りの工具などを展示し、
全て手作業の制作過程を見学できる作業場も併設しています。

長崎市風頭町11-2
095-823⁻1928


 

その4、銅像犬キィーちゃん

長崎市には、銅像のような名物犬がいる!?


地元の新聞やタウン誌、テレビにも登場したことのある、柴犬の女の子、キィーちゃん。お散歩中、高い所を見つけると必ずそこに上り、20~30分もの間銅像のように静かに座りながら街の風景を眺め続ける姿がSNSでも“カワイイ”と評判になっているワンちゃんです。最長記録は、な、な、なんと1時間10分!眼鏡橋や水辺の森公園、龍馬のぶーつ像など、タイミングが合えば長崎市の観光名所&キィーちゃんという構図で撮影することができちゃうかも!?まち歩き中“少し高いところ”に柴犬が座っていたら、きっとキィーちゃんです!

 

長崎市民のとっておきVOICE

市民の声に耳を傾けてみたら、知らない長崎がこんなにあった。今年、あなたの知らない長崎へ行こう。

釜崎盾

釜崎盾

長崎といえば、尾曲がり猫! 坂道と階段の狭い路地は猫にとって絶好の隠れ場。 個人的に好きなのが十人町(じゅうにんまち)や中新町(なかしんまち)あたり。 ちょっとマニアックですが、新地中華街近くの湊公園から海星高校へと上がる階段らへんには、いたるところに猫落ちてます。 猫と戯れたあとは、眼鏡橋のそばの雑貨店「長崎のねこ」さんへ! 尾曲がり猫をモチーフにしためちゃ可愛いグッズがたくさん揃います。 オリジナルのキャラクター「にゃびえる」も可愛いし、ワンポイントの刺繍が施された帽子もお洒落。 長崎の街にいる猫を撮影したポストカードもあるので、「尾曲がり猫の写真うまく撮れなかったぁ」って方も大丈夫!ぜひ長崎観光のお土産にゲットしてください。

釜崎盾
STUDIO346 フォトグラファー/ことぐらしフォトグラファー

朝長柊華

朝長柊華

私が思う“動く観光名所”と言えば、月刊誌『ながさきプレス5月号(2022年)』で取材させていただいた、高い場所に上ることが大好きな、柴犬のキィーちゃん。その光景には、キィーちゃんのお散歩コースをよく通る私でも、年に1度出合えるかどうか(遭遇したら、心の中でガッツポーズ!)。そのレア感が、会えた時の嬉しさを2倍、3倍にしてくれます。「眼鏡橋×キィーちゃん」や、「龍馬のぶーつ像×キィーちゃん」など、動くキィーちゃんだからこそ見ることができる、さまざまな風景とのコンビネーションもポイントです!ちなみに取材中のキィーちゃんは、道行く人みんなの注目の的で、観光客の方にも大人気でした♡

朝長柊華
ながさきプレス編集

琴岡翔子

琴岡翔子

「曲がったしっぽで幸せを引っかける」と言われる尾曲がり猫。長崎県はそんな幸運をもたらす尾曲がり猫の生息率が日本一多いラッキー県なんです!屋根の上にも、だんだん続く階段の途中にも、歴史的建造物の周りにも、石畳の路地にも、行く先々で尾曲がり猫に出逢えるチャンスがあります。中でも しっぽの形がグルンと丸まったカギしっぽの尾曲がり猫は、幸せをつかんで放さない究極の尾曲がり猫と言われていますので、もし出逢えたら心の中で願い事をして、猫ちゃん達の幸せも祈りましょう。決して追いかけたり驚かせたり無理に触ったりせず、そっと見守ってあげてください。皆様に幸運が訪れます様に。

琴岡翔子
尾曲がり猫神社 責任者

share

市民に聞いたとっておきの長崎

次に読みたい特集記事

当サイトでは、利便性の向上と利用状況の解析、広告配信のためにCookieを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、Cookieの使用に同意いただく必要があります。詳細はクッキーポリシーをご確認ください。
ページトップへ