自然と歴史が育んだ「おいしさの血統」
絶品! 長崎和牛を味わえる店 5選
“和牛のオリンピック”と評される「全国和牛能力共進会」で内閣総理大臣賞を受賞し、日本一の称号を手にした「長崎和牛」は、牛肉本来の旨みを感じる赤身と、まろやかな味の脂身とのバランスに長けた牛肉です。なかでも「出島ばらいろ」は、とても希少なブランド肉です。
“長崎グルメ”といえば、ちゃんぽんや皿うどん、トルコライスといった市民に親しまれるソウルフードを筆頭に、国内有数の優良漁場という地の利を生かした海鮮料理が人気ですが、ここでは地元グルメライターがオススメする「長崎和牛」を味わえる店を厳選ピックアップします!
銅座エリアに位置する人気鉄板料理店「赤目」。長崎県産品を中心に厳選された素材を使い、旬を生かしたおいしさで楽しませてくれます。「最高の食材をいろんな調理法で、最高においしい時間を楽しんでほしい」と、さまざまに仕立てられた絶品料理の品々。なかでもオススメは、長崎和牛の中でも希少なブランド肉「出島ばらいろ」を使ったステーキ。大きな鉄板で豪快に焼き上げる、至極の味わいを堪能できます。お肉にも合う、品数豊富なお酒とともにぜひ。
ながさき鉄板 赤目
長崎市銅座町9-17
095-826-3777
17:30〜23:00
無休
長崎市第二の繁華街・浜口エリアに店を構える、しゃぶしゃぶをメインにすき焼きも味わえるお店。料理と空間、サービスの3つの柱でもてなしてくれる、隠れた名店です。こちらでは、長崎和牛を贅沢に使ったしゃぶしゃぶとすき焼きのコースをどうぞ。長崎和牛の中でも最高等級のA5ランクのサーロインをメインに構成した、めくるめく肉体験を満喫することができます。しゃぶしゃぶは自家製のポン酢やゴマダレを、すき焼きは自家製の割り下で楽しんで。
しゃぶしゃぶ ひらの
長崎市浜口町7-4牛島ビル2F
095-842-5566
17:00~23:00(入店~22:00)
日曜休(月曜祝日の場合は月曜休)
長崎駅西口すぐそばに位置する「ヒルトン長崎」。その1階に静かに佇む日本料理店が「瓊鶴海(たまつるみ)」です。鉄板焼きや天ぷら、寿司をひとつの空間で堪能することができる、新しいスタイルのダイニングです。鉄板焼きでは、長崎和牛のフィレやサーロインなどを堪能することができます。おいしさとおもてなしのクオリティの高さは、グローバルブランドならでは! 料理人の技術をライブ感いっぱいに体感できるところも魅力です。
ヒルトン長崎 日本料理 瓊鶴海(たまつるみ)
長崎市尾上町4-2
095-829-5466
11:30~os14:00/17:30~os20:00
鉄板焼き:毎週月曜定休(祝祭日除く)
「長崎街道かもめ市場」内にある「みのりカフェ」は、JA全農が直営するお店。“地産地消”をコンセプトに、新鮮な地元食材を中心に仕立てられたメニューが自慢です。長崎和牛もこちらではカフェスタイルで。ステーキは定食で、ローストビーフは定食やどんぶり、さらにミニパフェとのセットもあり気軽に味わうことができます。駅にあるので旅のプランに効率よく組み込めます。そのほかにも、牛・豚・鶏肉に野菜、くだものなど、長崎県産食材をさまざまな形で提供。季節によって旬のフルーツを楽しめるパフェメニューも種類豊富で人気です。
みのりカフェ 長崎駅店
長崎市尾上町1-67 長崎街道かもめ市場内
095-893-8222
11:00〜22:00(os21:15)
無休
新大工町に店を構える「肉のマルシン」は、長崎和牛を一頭買いし、種類豊富な部位を取りそろえていると、高い評判を得ている精肉店です。こちらがプロデュースする“お肉カフェ”が、中通り商店街にある「meat sukky 眼鏡橋店」。「出島ばらいろ」のヒレ、ロース、カルビ、モモといった各部位をステーキランチや焼肉ランチなどで、リーズナブルな価格帯で楽しむことができます。カフェ内には精肉販売スペースも併設されており、新鮮なお肉をテイクアウトすることもできます。
meat sukky 眼鏡橋店
長崎市銀屋町3-26 友成ビル1F
095-800-3135
11:00~18:00(os17:30)
木曜休
長崎和牛「出島ばらいろ」をご存じ?
2012年(平成24)に開催された5年に一度の和牛のオリンピック「第10回全国和牛能力共進会」で、内閣総理大臣賞を受賞し、日本一の称号を手にした「長崎和牛」。その美味の中でも、長崎市内の農家、JA長崎せいひ長崎地区肥育牛部会員8戸のみで生産されている牛肉が「出島ばらいろ」です。
生産の割合は、長崎和牛のうち9%弱と希少ですが、少数精鋭という利点を生かし、すべての農家で産肉生理理論で知られる飼養管理を実践。品質にばらつきがなく、約75%が4〜5等級という高い水準で安定した美味しさを提供しています。
「薔薇の花色」を連想させる鮮やかな赤色、正肉歩留まりが良く「バラ肉」が厚いという特徴から、この名が付けられましたが、「霜降り」だけに偏らず「赤肉」と「霜降り」のバランスを追求した肉質、さっぱりとした口溶けの中にしっかりと味わえる肉本来の旨味は、きっと食卓もバラ色に染めてくれます。
長崎市民のとっておきVOICE
市民の声に耳を傾けてみたら、知らない長崎がこんなにあった。今年、あなたの知らない長崎へ行こう。
田中 周
九州の西端、美しく複雑な海岸線を持つ半島や離島からなる長崎県で、肥育を目的として生産された和牛を「長崎和牛」といいます。長崎和牛は5年に一度の和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」の第10回長崎大会「肉牛の部」で日本一、第11回宮崎大会で特別賞に輝きました。肉本来のうま味をもつ赤身と、まろやかな脂身のバランスが絶妙な全国屈指の銘柄牛を、是非味わってみてください。
田中 周
長崎和牛銘柄推進協議会
町田 美海
私は地元が沖縄なので、長崎のお肉についてあまり詳しく知らなかったのでのすが、長崎に引っ越してきてから、精肉店で働いた事がきっかけで、お肉の種類についていろいろ知ることができました。その中でも長崎和牛は肉本来の旨みを持っていて、柔らかく、お客様からもすごく人気で喜ばれます!!長崎和牛と言ってもいろんな部位があり、ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなどといろんな食べ方があるので他県の方にも是非食べてほしいです!そして、私が働いている〈肉のマルシン 精肉店〉、〈meatsukkyお肉のcafe〉でもすごく美味しいお肉が沢山並んでいるので長崎に遊びに来た際は是非足を運んでみてください!!
町田 美海
肉のマルシンスタッフ
髙岩 琢磨
長崎和牛の中で、長崎市内8戸の生産者の方が育てたのが「出島ばらいろ」です。日本一に輝いたこともあるブランド牛で、その美味しさをPRする仕事をさせていただいています。ブランド名にもある「出島」は、海外に開かれていたこともあり、早くから牛肉を食べる文化を育んできた地とされています。味わいはもちろん、長崎の交流の歴史を感じることができる食材であることも魅力として伝えていきたいです。
髙岩 琢磨
長崎市商業振興課