路面電車で半日トリップ!
“長崎のカワイイ”めぐり-1

路面電車で半日トリップ!長崎のカワイイ”めぐり

日本のポップカルチャーを育む言葉として、世界の共通言語になった「kawaii(カワイイ)」。鎖国時代、海外貿易の窓口となり、異国の文化が交差してきた独自の歴史を持つ長崎市のまちなかにも、来訪者の心を惹きつける“カワイイ”が散りばめられています。
その感じ方は人それぞれですが、ここでは歴史分脈を現代的に解釈した“カワイイ”、SNS映えするグルメ視点の“カワイイ”など、さまざまな“カワイイ”をご紹介。レトロな雰囲気ただよう路面電車に乗ったら、“長崎のカワイイ”めぐりのスタートです。観光名所をまわりながら、カワイイと出会う旅に出発してみませんか?

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<1>SNS映えする“大人カワイイ”パフェ

長崎のカワイイ”めぐりは「九州茶々 KYUSHU TEA SHOP」からスタート。こちらは、こだわりの素材とSNS映えするフォルムで人気のパフェと日本茶のコース(※要予約)を提供する茶寮です。季節に合わせて旬な食材を使ったパフェは、訪れるたびに目でも舌でも楽しませてくれます。また、お茶を使ったテイクアウトのドリンクも充実。テイクアウトしたら、近隣にある「平和公園」へどうぞ。パフェ以外のメニューや物販は、予約なしでOKです。この日は、目の前で抹茶を点ててくれる「長崎抹茶ラテ」を片手にお出かけしました。

九州茶々 KYUSHU TEA SHOP
長崎市松山町6−11佐々木ビル 1F-102
「平和公園」電停で下車、徒歩2分
木11:00-15:00 / 土・日・祝祭日 12:00-16:30
休 月・火・金曜
※来店前に、事前にInstagram等でご確認ください。

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<2>文化的な価値もあるモザイク壁画

次は「長崎駅前」電停で路面電車を降りて、「日本二十六聖人記念館」に向かいましょう。こちらは、キリシタンの文化とその迫害によって殉教した人々のメッセージを紹介する施設です。日本にガウディを紹介した建築家・今井兼次氏が設計し、美術や装飾を手掛けたことでも知られています。記念館側面の陶片などを用いたモザイク壁画にもご注目を。壁だけでなく、扉や館内の至るところに文化的な価値を感じることができるはず。

〈日本二十六聖人記念館〉
長崎市西坂町7-8
「平和公園」電停から「蛍茶屋」行きまたは「崇福寺」行きに乗車、「長崎駅前」電停下車して徒歩5分
095-822-6000
9:00〜17:00
入館料 一般500円/高校生・中学生300円/小学生150円

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<3>甘くておいしい、長崎を代表する砂糖菓子

諏訪神社から歩いて8分の距離にある「千寿庵 長崎屋」は、昭和4年創業の老舗です。海外貿易の窓口だった長崎・出島から、長崎街道を通って全国へと広まった砂糖。当時高級品だった砂糖を惜しみなく使うことが“おもてなし”とされていた長崎では、独自のお菓子文化も花開きました。同店がつくる「長崎ふうけい」は、”口砂香(こうさこ)”と呼ばれる米粉を使った長崎の伝統菓子です。長崎らしいモチーフはとても愛らしく、素朴な甘さです。

〈千寿庵 長崎屋〉
長崎市新大工町4-10
「長崎駅前」電停から「蛍茶屋」行きに乗車、「新大工町」電停下車して徒歩2分
095-822-0543
9:00〜18:30
日曜休

 

<4>レトロでカワイイ”マグカップを出島で

「千寿庵 長崎屋」から「出島」へ向かうには「新大工町」電停から「石橋」行きの路面電車に乗り「西浜町」電停で降ります。出島表門橋により、昔と同じように渡って出入りできるようになった「出島」。徳川幕府の命令でつくられた人工の島で、鎖国時代は唯一の西洋貿易の窓口として需要な役割を果たしてきた場所です。当時の建物や景観などの復元整備が進められ、タイムスリップしたような気分で楽しめます。その昔唐から日本に伝わった美術紙・唐紙を壁紙に使ったカピタン部屋は、西洋のモダンな家具や食器が調和した長崎らしいハイカラな内装が印象的です。インテリアとして使われている唐紙をモチーフにしたマグカップはご覧のようなレトロなデザイン。「出島ミュージアムショップ」で購入できます。長崎旅の土産にいかがでしょうか?

出島
長崎市出島町6-1
「諏訪神社」電停から「石橋」行きに乗車、「西浜町」電停下車して徒歩4分     
最寄り駅は「出島」電停です。
095-821-7200(出島総合案内所)
8:00〜21:00(最終入場20:40)※出島ミュージアムショップ9:00〜18:00
入館料 大人520円/高校生200円/小学生・中学生100円

 

<5>南山手の“映えかき氷”の聖地

大浦天主堂やグラバー園に向かう道からすぐそばにある「プチコアンカフェ」は、人気洋菓子店「フランス菓子 コアンコアン」のイートインスペースで、購入したケーキだけでなく人気のかき氷を年間通して味わうことができます。ふわふわで軽い口どけの氷と旬の果物の果実やソースを使ったかき氷は月ごとに変わります。撮影時の3月は「絶品ピスタチオ」と「あまおうづくし」。暑い時期はさらに種類が増えます。異国情緒ただよう“南山手めぐり”のひと休みスポットとして活用してみてください。

プチコアンカフェ
長崎市松が枝町3-6 池森ビル1F
「西浜町」電停から「石橋」行きに乗車、「大浦天主堂」電停で下車し徒歩1分
095-827-8810(フランス菓子 コアンコアン)
営業日時は、事前にInstgramでご確認ください。
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<6>カワイイ”は中国の伝統美にあり

東山手めぐり”をしたら、そのまま歩いて「長崎孔子廟」へ。こちらは、建物の随所に壮麗な伝統美を凝らした、日本で唯一の本格的中国様式の霊廟です。歴史は古く、1893年(明治26年)に清国政府と在日華僑が協力して建立したことで知られています。近年はコスプレの撮影スポットとしても話題。ここで見つけたカワイイは、中国の伝統的な民族服「漢服」を纏い、記念撮影できる「漢服体験」。異国の世界に没入してみては?


長崎孔子廟中国歴代博物館
「大浦天主堂」電停から徒歩3分
長崎市大浦町10-36
095-824-4022
9:30
~18:00(最終入館17:30)
無休
入場料 大人660円/高校生440円/小学生・中学生330円
漢服体験 体験料1,500円、最終受付16:00

長崎市民のとっておきVOICE
市民の声に耳を傾けてみたら、知らない長崎がこんなにあった。今年、あなたの知らない長崎へ行こう。

ながにゃん

ながにゃん

多くの鉄道車両を手掛けている水戸岡鋭治さんがデザインした、1両限定の「みなと」は走っている姿がカワイイと評判なので、みんなに見て欲しいにゃん。路面電車に乗って長崎の楽しい、カワイイをみつけてにゃ〜。

ながにゃん
長崎電気軌道株式会社 公式キャラクター

塚島 温子

塚島 温子

次代を担う子どもたちの平和学習の拠点として、また祈りと願いにあふれたやすらぎの場として多くの方が訪れる平和公園電停周辺。電停から少し歩いてみると地元の方や県外の方で賑わうかわいらしいカフェやお菓子のお店があります。テイクアウトしたかわいいドリンクを片手に自然豊かな爆心地公園でひとやすみ。いつもより少しだけ優しい気持ちになれる、そんなひとときが私のおすすめの時間です。路面電車が走る長崎市内は、車がなくても楽しく散策できる街、一日乗車券をgetして長崎旅行を心ゆくまでお楽しみください!

塚島 温子
九州茶々

田中友里恵

田中友里恵

路面電車の窓から見える景色は、斜面と独自の文化で生まれた街並み。変わるがわる変化する景色に、降りる駅を逃してしまうこともwガタンゴトンという電車の音と、揺れる車内。懐かしさを感じます。
そんな長崎の街にもカワイイがたくさん!私のおすすめは、石橋電停そば「シマダ果実店」のフルーツポンチ。色とりどりのフルーツが並んだショーケースもレトロでカワイイ。旅の疲れも、きれいなフルーツポンチでリセットできそうです。
路面電車でゆっくり観光しながら、素敵なカフェやお土産店を見つけてみてくださいね!

田中友里恵
デザイナー

 

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