【学校の声】大阪明星学園 明星中学校-1

学校名:長崎南山学園 南山中学校
回答者:板倉一番様
体験日:2023年7月17日
体験されたコンテンツ:ながさき平和・歴史ガイド「被爆遺構めぐり」、長崎SDGs平和ワークショップ

担当:永田

担当:永田

今回は前半に平和ガイドとの被爆遺構めぐりに参加され、後半に長崎SDGs平和ワークショップに参加いただきました。前半の被爆遺構めぐりについて、参加されたきっかけや参加されて感じられたことを教えてください。

板倉先生

板倉先生

私は今回このSDGsワークショップに参加させていただき、生徒たちやファシリーテーターの方々と一緒に平和遺構巡りをした。長崎に移り住んで7年目になるが、日頃何気なく通り過ぎていた爆心地公園の中の一つ一つに、被曝され、亡くなられた方々の歴史があり、たどった軌跡があることがわかった。また、原爆資料館には小学生の頃に修学旅行で1回、長崎に住むようになって1回訪問し、今回が3回目だったが、価値観が変化している大人になって来館すると、注目するところも違ってくる。特に私が印象に残っているのは、最後の方に展示されていた、世界の核保有数を示す展示である。原爆の日が近づくと、核の危険性や平和の重要性を認識する機会があるが、その日以外はそういう機会が減ってしまい、認識が甘くなってしまう。しかし、現在世界中で核の保有数は増えており、その危機にさらされているということを忘れてはならない。
 

担当:永田

担当:永田

後半の長崎SDGs平和ワークショップに参加されていかがでしたか?参加されたきっかけや参加された後の生徒さんの姿など感じられたことを教えてください。

板倉先生

板倉先生

午後のワークショップでは、ファシリテーターの方々とグループに分かれ、平和を実現するために、自分たちにできること、という視点で議論を進めた。それぞれのグループで議論が活発化しており、発表の内容、彼らが考えたことにも、感心したが、それよりも、これまでこういうことについて少し距離をとっていた生徒たちが進んで発表をし、平和学習発表会に参加するようになるなど、行動に変化がでてきたことについて驚いた。例えばこれを教員だけで行い、爆心地公園などを案内しても、これほどの変化はなかったかもしれない。本当に長崎のことをよく知っており、被曝体験を身近に捉えた、ファシリテーターの方々にしてもらえたからこそ、ここまで彼らの「当事者意識」が育ったのだと思う。今回ファシリテートしていただいた皆様、本当にありがとうございました。この体験を通して、生徒たちも我々教員も、長崎の被曝体験の歴史を後世に繋いでいけるように努めてまいりたいと思います。

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