長崎ペーロンは、長崎と中国との長い交流の歴史から伝来し、長崎で独自に発展した海のスポーツです。約40年の歴史がある牧島地区は長崎ペーロンの保存と継承に取り組んでおり、地域の方が舵取りとなり、船に乗り込んで指導と皆さんのお手伝いをします。約14メートルの細長い船に約28名の漕ぎ手として乗り込み、太鼓とドラの拍子に合わせて練習し、その後は対抗レースも行います。約300メートルの距離を往復する約15分程度の楽しいペーロン体験を通して、各チームの連帯感を深め、チームビルディングを学んでいただきます。

※長崎ペーロンの歴史
　紀元前300年頃、中国の戦国時代の有能な政治家・屈原が政治の不正と堕落を嘆いて川に身を投げ、それを地元の人が船を出して助けようとしたことがペーロン（白い龍という意味）の始まりと言われており、屈原の遺体が魚に食い荒らされないようにドラや太鼓をたたいて魚を遠ざけたのが原型と言われています。そして、長崎で初めてペーロン競漕が行われたのは1655年、長崎港に停泊中の唐船が暴風雨のために難破し、多くの溺死者を出したため、長崎在留の中国人たちが海の神の怒りを鎮めようと艀を借り集めて競漕したのが始まりと言われています。現在では、長崎市各地区の選抜チームが出場する長崎ペーロン選手権大会が、毎年7月末に長崎港内で開催されています。

■主催
   牧島ペーロン保存愛好会（代表：会長　塚原總和）

□問合せ先
　電話またはFAX（担当：塚原）
　TEL：095-830-1630　FAX：095-830-1675

■体験料金（税込）
   70名以上の場合　中学生・高校生 1,700円/1名　小学生 1,500円/1名
　70名未満の場合　中学生・高校生 2,000円/1名　小学生 1,500円/1名
　お支払いは現金または口座振り込み
   ※2027年4月1日より料金が変動となります。
　　中学生・高校生 2,000円/1名　小学生 1,500円/1名

□実施期間
　通年（12月25日～１月５日を除く）

■体験時間
　8:00～日没（ご希望をお聞かせください）

□体験場所　
　長崎市牧島町784-4
   ※駐車場にて大型バス10台まで対応可能

■受入人数
　  40～400名
　  ※40名未満をお受けしていない理由は、1艘に20名未満だと波の状況によっては進まない場合があるためです。

□予約受付期間
　ご希望日の50日前まで

■予約方法
　電話またはFAX（担当：塚原）
　TEL：095-830-1630　FAX：095-830-1675

□よくある質問
　➀障がいのある生徒さんの参加
　　-----＞先生の介助があれば可能です。
　　　　　先生には一緒に船に乗り、生徒さんの後ろに座っていただきますのでご協力ください。
　②車椅子の生徒さんの参加
　　-----＞先生の介助があり、生徒さんが船に座ることができれば可能です。
　　　　　 船頭が船に乗って席に座っていただくお手伝いをしますので
　　　　　 先生には一緒に船に乗り、生徒さんの後ろに座っていただきますのでご協力ください。
　　　　　 男女ともトイレには車椅子用の個室もあり、更衣室についても対応可能です。
　③櫂を落としてしまったら？
　　-----＞問題ありません。並走する船が櫂を拾いますので気にせずにペーロン体験を楽しんでください。

■注意事項
　参加者全員のライフジャケット着用を義務付けており、安全安心を第一としています。
　 また、体験には運動可能な服装でり参加いただくため、体験前の着替えのために更衣室を用意しております。
　 一度に9艘まで競漕することができますが、班に分かれて順番に体験いただきます。
　 雷の場合と警報が発令された場合は中止となり、その際のキャンセル料金は発生しません。
   雨の場合、実施されるかどうか？は学校様の判断に委ねます。一度体験を開始した後の中止についてはご返金がありません。