国内クリエイティブクラス層（女性）へのテストマーケティング

市場動向｜

・20~30代「女性」は、旅行モチベーションが高く、誘客が見込みやすい
・行動の”きっかけ”になるのは、自分の理想の生き方や暮らし方を叶えられる出来事
・地域体験の形が広がり、観光・生活を越境する「ライフスタイル提案」に需要拡大
　→”暮らすように旅をする”

令和３年度に実施した国内ブランド調査結果｜

①「長崎市への訪問経験」については

• 認知度は9割以上、訪問経験も5割と高め。未訪問者で関心がある35％をいかに開拓していくかがポイント
• その関心層は、年代別ではF1層。地域別では関東中心。所得別では高所得層
 

②「長崎市への訪問をためらう理由」では

• 距離以外では「見るべきところが少なそう」が男女ともトップ
• 特にF1はその印象が強く、長崎市の魅力が届いていない
• 知的好奇心を求める人にも届いていない

これら市場動向を捉えて、新たなファン層の開拓を行い、訪問意欲と滞在満足度を高めていく必要があります。

戦略的ターゲットとして定めるクリエイティブクラス層のなかでも、特に消費意欲が高い20代～30代女性に向けて、テストマーケティングを実施し、
訪問意欲向上と滞在満足度向上につながるライフスタイル提案型のコンテンツを造成・提案を行いました。

新しい長崎の観光スタイルの創出を目的に、8月21日(土)NEXTWEEKEND・村上萌氏と「#discovernagasaki 編集部発足!長崎人が、もっと長崎を好きになるための長崎会議」と題した、オンラインワークショップを開催しました。

当イベントは長崎市在住の方をはじめ「以前住んでいた」「旅行先としてよく行く」など 長崎の関係人口にあたる方々を『長崎人』として募集をかけ、抽選で選ばれた合計27名(午前の部14名、午後の部13名)が参加。 参加者はワークショップを通して長崎への想いや、おすすめしたい長崎でのプラン等を共有しました。

「理想の過ごし方ができる長崎」という観点から観光の魅力を掘り起こすことが本イベントの テーマ。オンライン形式での開催となりましたが、チャット機能を活用しながら参加者同士の闊達な意見交換が行われるなど、大盛況なイベントとなりました。

※内容の詳細は、添付ファイルをご覧ください。

ワークショップで得られた理想の過ごし方をもとに〝長崎市のWISHLISTを叶える1泊2日の旅行のプラン″として企画することで、旅マエの楽しみと旅ナカの行動変容の醸成を図ります。

①ワークショップで得られた理想の過ごし方を元に、長崎で叶えるWISHLISTをプロデュース
②WISHLISTを叶える１泊２日のモニターツアーを企画・実施
③モニターツアーをコンテンツ化し、動画と冊子を制作
 

具体的には、
５つのWISHLISTを叶える１泊２日のモニターツアーをNEXTWEEKENDがDMOと連携して企画・実施し、
スポットではなく過ごし方として長崎の豊かな資源・体験を編集しました。

DMOマーケティングセミナー
テーマ「暮らすように旅をする」～長崎市で理想の時間を過ごしてもらうためには？～
 

■開催日時　：　令和3年10月8日(金)13:00~17:00(予定)

■開催場所　：　i+Land nagasaki 「伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソル」 (〒851-1201 長崎県長崎市伊王島町1-2129)

長崎市内の事業者の方々を対象に、
クリエイティブクラス層に向けた取り組みをシェアし、「暮らすように旅をする」観光の在り方や「過ごし方」の観点から
長崎観光に大切なことを共有し、考える機会をつくることを目的に開催しました。

本セミナーは2部構成とし、
第1部は　伊王島を舞台にビーチピクニックやウィンドツーリズムを体験し、
第2部は　長崎市のユニークベニューである「伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソル」を会場にNEXTWEEKENDの村上 萌氏 とのトークセッションや事業者とのディスカッションを行い、学びを深めました。

当日は、宿泊・飲食・小売・交通など幅広い事業者に参加頂き、平日の長時間のセミナーにも関わらず、合計38名が参加しました。
また、セミナー全体の満足度が100%(大変満足47.6%+満足 52.4%)となり
「長崎の不足している部分、改善点を明確に言語化されていて、課題を認識できた。」、「DMOの取り組み内容を理解することができた」、「もっと異業種と交流できる取り組みを 増やしてほしいといった声をいただきました。

今後も幅広い多様な関係者にDMOの活動内容や、関係事業者と取り組む内容にご理解を頂く場を設定していくとともに、
市内事業者同士の横のつながりや新しいアイデアを創出するためのワー クショップなども行い、皆様との連携を深め、観光地としての受入向上に努めていきたいと考えております。