令和5年度実施計画-1

令和5年度実施計画

2023.03.23 更新

「長崎市DMO事業計画2021-2025(後期3カ年)」に基づき、年度毎に定めたDMO事業活動における成果指標を達成させるための、令和5年度方針及び具体的な取組み計画をご紹介します。

令和5年度(2023年度)実施計画資料

はじめに|市場動向と基本方針

当協会は長崎市及び周辺地域の観光・コンベンションの活性化と郷土芸能及び年中行事の育成保存に取り組んでおり、観光地域づくり法人(DMO: Destination Management/ Marketing Organization)として「長崎市観光・MICE戦略」に掲げる「選ばれる21世紀の交流都市」の実現を目指し、長崎市及び観光・交流を担うすべての事業者、市民と連携して、観光地域づくりを行っていく。
 

1.ポストコロナの市場動向

令和2年初頭からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、生活のあらゆる側面に影響を及ぼし、私たち観光・交流業界においても、訪問客の減少、衛生環境の確立、特にインバウンドでは、ほぼ皆無になるなど非常に厳しい状況が続いてきた。
しかし、これまでのワクチン接種の普及と新しい生活様式の変化・定着、さらには政府の全国旅行支援などにより、徐々に元の姿に戻りつつあり、もっとも影響の大きかったインバウンドについても、政府の水際対策の緩和により、一部の国を除き、急速に再拡大しつつある。
 ただし、この間のコロナ禍を経ていくなかで、持続可能性に対する市民意識の向上もあり、従来とは異なる新しい生活、消費スタイルが生まれてきており、観光・交流分野においても同様の市場変化がおこりつつある。
 

2.長崎市の状況と機会

このコロナ禍では、長崎市においても、平成30年には700万人だった観光客数が、令和2年、3年には、260万人弱となるなど、非常に厳しい状況となった。しかしながら、一昨年秋には長崎市恐竜博物館、出島メッセ長崎が開業し、昨年は、コロナ禍の落ち着きとともに9月には西九州新幹線の開業とその後に続く、「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」を一大契機に、「長崎大くんち展」、「長崎ランタンフェスティバル2023」などのイベントも開催され、東京、大阪や福岡などの大都市圏からの訪問も大幅に増え、交流による賑わいが戻りつつある。
いま、長崎市中心部は「100年に一度のまちの変革期」にあり、今年度は、新長崎駅ビル開業、来年度は、新しい交流を生み出す「長崎スタジアムシティ」の開業が予定されている。また、今年5月にはMICE都市としてのブランド向上に資するG7長崎保健大臣会合の開催も予定されている。
 

3.令和5年度方針 ポストコロナにおける誘客強化と更なる魅力づくり

このようななか、令和5年度は、国内観光の本格稼働や水際対策緩和によるインバウンド拡大の中で生まれるあらゆる需要を着実に取り込むとともに、事業者、市民、行政と連携し、地域全体でこの好機を活かし、次の成長や進化に繋げることが求められる。
当協会は、長崎市のDMOとして「訪問客の満足度向上・消費拡大」、「事業者のビジネスチャンス拡大・収益向上」、「市民の満足度向上」の実現をミッションに掲げており、地域の舵取り役となるための協会の経営・財務基盤強化を図っていく。そのうえで、取り巻く内外の環境の変化を見据え、協会会員をはじめとする市民・事業者との綿密なコミュニケーション・連携強化(共感・共創)を図り、地域の魅力づくり・ブランド向上、多面的な情報発信、セールス強化を行うことで、観光・交流の活性化を目指すこととする
 

DMO事業計画概要

令和5年度実施計画|DMO事業方針・予算案

ブランディング

マーケティングリサーチ、地域マネジメント

インバウンド誘致・受入

MICE誘致・受入

修学旅行誘致・受入

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