会長挨拶
長崎市は、古くから西洋や中国等との交流を通じて、日本における産業、医学、文化等の発展に重要な役割を果たしてきた都市であります。
長崎開港以来450年以上に及ぶ海外との交流により、長崎特有の「和華蘭」文化と称される文化や伝統が形成され、今もなお、人々の暮らしやまちの中に息づき、変化・進化し続けており、ふたつの世界遺産や世界新三大夜景はもとより、長崎グルメやまち歩き等の多彩な魅力を求め、国内外から多くの皆様方にお越しいただいております。
さて、一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会は、創立から約70年間にわたり、長崎市における観光・MICEの振興と地域活性化を担い、観光関連産業の発展と経済浮揚に寄与してまいりました。
特に、平成30年度には、当協会が地域DMOとして登録され、以後、観光まちづくりの舵取り役として、長崎市域を一体とした観光地域におけるマーケティングやブランディング、マネジメント等に積極的に取り組んできました。
さらに、近年は、出島メッセ長崎の整備や西九州新幹線開業等の効果を最大化すべく、長崎市観光マスターブランド構築等の取組みをはじめ、サステナブルツーリズムや地域資源を活かした長崎ならではの体験コンテンツづくり・販売促進、マーケティングリサーチに基づくワンストップの情報発信強化及び観光・MICEの戦略的な誘客の取組み等を推進しています。
当協会では、今後とも、多くの会員や事業者・団体等の皆様の参画のもと、「訪問客の満足度向上・消費拡大」や「事業者のビジネスチャンスの拡大・収益向上」、「市民の満足度向上」を図る事業を積極的に推進し、訪問客・事業者・市民がWin-Winとなる調和のとれた「選ばれる21世紀の交流都市」を目指してまいります。
引き続き、多くの皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、何とぞ宜しくお願い申し上げます。