きゅうおるとじゅうたく 旧オルト住宅
国指定重要文化財
※※令和4年12月1日~令和7年12月(予定)まで観覧中止※※
グラバー園内旧オルト住宅が観覧停止になりますので、下記のとおりお知らせいた
します。なお、この観覧停止期間中において、建物内部の展示についても、よりふさわしい内
容にリニューアルする予定としておりますので、楽しみにお待ちください。
1【期 間】 令和4年12月1日~令和7年11月(予定)
2【理 由】 旧オルト住宅保存修理工事の準備(展示品搬出)及び実施のため
※旧オルト住宅は、前回の保存修理工事から40年以上が経過しており、建物各所に劣
化が見られるほか、耐震性の観点からも補強が必要な状態です。今後もこの貴重な建
物を安全に公開・活用しつつ、未来につないでいくため、今回、保存修理工事を実施
いたします。
3【その他】 旧オルト住宅前の通り抜けは可能ですが、工事の進捗に伴い、建物周囲
に仮設足場等を設置するため、外観も観覧不可となります。
建物は、彫溝がなく柱間が大きいトスカーナ風列柱のベランダの中央に、切妻(きりづま)屋根のペディメントを上部に持つポーチがあり、軒高が高い威厳のある姿です。幕末から明治時代(1868~1912)に建てられた洋風建築の中では、規模が大きく、格調も高い建物です。主屋は木骨石造の桟瓦(さんがわら)葺きで、北・西・南面に石敷のベランダを廻しています。イギリス人の設計と思われる平面図が遺っています。
イギリス人のオルトは日本茶の輸出で莫大な利益を得、自らも日本茶の製造工場を経営しました。オルトが退去した後は、1879年12月に創立された活水女学校(かっすいじょがっこう)が1882年まで仮校舎として使用しました。のちにF・リンガーの長男のフレデリック・エラスマス・エドワード・リンガーが1940年2月に56歳で亡くなるまでこの邸に住んでいました。
- カテゴリー
- 近代化の先進地 「和・華・蘭」の歴史・文化
基本情報
指定区分 | 国指定重要文化財 |
---|---|
指定年月日 | 昭和47年5月15日 |
所在地 | 長崎市南山手町8 -1 グラバー園内 |
所有者 | 長崎市 |
リンクURL | この施設の観光情報 |