きゅうりんがーじゅうたく 旧リンガー住宅
国指定重要文化財
イギリス人のフレデリック・リンガーは、はじめはグラバー商会で働いていました。1868年、29歳の時にイギリス人のホームとホーム・リンガー商会を設立しました。1940年の閉鎖までの約70年間、外国貿易や商社代理店、お茶の加工、ガス等幅広い事業に従事し、長崎の産業や経済に大きな功績を遺(のこ)しました。
この家は、木造で外壁は石造、平屋建てで屋根は桟瓦(さんがわら)葺きです。3面に角石の柱を配した吹き放ちのベランダを設けています。正面中央が出入り口で、中廊下の左右に各部屋を配置しています。玄関ホール南側の食堂と、北側の応接室の全面をベイウィンドとしており、長崎港を眺めることができます。
この建物は、1868年頃に建築されたと思われ、1874年にリンガーが取得し、1883年頃から自宅として使用しました。
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- 近代化の先進地 「和・華・蘭」の歴史・文化
基本情報
指定区分 | 国指定重要文化財 |
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指定年月日 | 昭和41年6月11日 |
所在地 | 長崎市南山手町8-1 グラバー園内 |
所有者 | 長崎市 |
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