TYPE 02
幼馴染と友情深める
幼稚園から高校まで
ずっと一緒だったわたしたち。
部活も受験勉強も励まし合って、
泣いて笑って、今がある。
違う大学に進んで、コロナの世界になって。
会うことすら叶わなかった。
だからひさびさの再会は、
会えなかった時間を取り戻す、濃密な旅にしよう。
修学旅行の楽しい思い出が残る長崎と、
美しい祈りの島・五島で。
NAGASAKI GOTO
AOHARU TABI
DAY
1
長崎
幼馴染と友情深める
ヒルトンのチャイニーズレストラン
「福海楼」でランチ
船底をイメージしたという階段を昇って、2階へ。
長崎といえば中華。街中のちゃんぽんも最高だけど、今回は2人だけの食事でもいろんなメニューが味わえるホテル中華を選んだ。
案内されたのは窓際の席で、稲佐山を正面に望む贅沢な眺め。地元の新鮮な魚や旬の野菜が主役のハイグレードな中華料理は、一皿ごとにため息の出るおいしさ!
コースだからいろいろ少しずつ食べられるし、ホテル内だから時間にも気持ちにもゆとりが出るね。
長崎伝統の凧「ハタ」があったり、ペンダントランプが波佐見焼だったり、すごくおしゃれな店内なのも良かった。
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リニューアルした
旧グラバー住宅へ
この旧グラバー住宅は、約3年かかった保存修理が終わって、2021年にリニューアルしたばっかりなんだって。
グラバー園に来るのは、修学旅行以来。あの時は全然わかってなかったけど、すごい歴史の転換点にある場所だったんだね。
それにここから見る長崎の景色がこんなにきれいだったなんて。わたしたち、ちょっとは大人になったみたい。
園内の洋館をゆっくり見て回って、昔は気づかなかったフリーメイソンの印が刻まれた石柱、あちこちにあるハートストーンもたくさん見つけた。
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世界文化遺産
大浦天主堂へ
グラバー園を歩いて降りると見えてくるのは、ヨーロッパの街にあるような真っ白な教会。
中に入るとアーチ状の天井、ステンドグラスから差し込む光がとってもきれいだった。
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連資産」の構成資産の1つで、日本に現存する最も古い教会。
かつてここにいた神父さんが潜伏キリシタンと出会った「信徒発見」の歴史に引き込まれた。
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かもめ市場で
老舗喫茶店のフルーツサンド
長崎駅に戻ったら「長崎街道かもめ市場」へ。2022年にオープンしたばかりの新しい市場には地元名店がずらり。
老舗喫茶店ウミノも長崎で長く愛されるお店で、フルーツサンドが名物なんだって。コーヒーとのセットでいただきます。
しっとりやわらかいパンと、まろやかなのに軽やかな特製クリーム、フレッシュなフルーツのバランスが最高。
春にはいちご、秋には焼き芋のサンドになるんだって。
初めて食べた長崎名物の「食べる」ミルクセーキは、さっぱりとしてコクのある甘さ。卵のやさしさが感じられる、どこか懐かしい味わいだった。
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ヒルトン長崎に
チェックイン
2021年11月に開業したばかりの新しいホテル。
予約したデラックスツインルームはオープンな洗面台、可動する扉のおかげで広々。
アメニティは気になってたブランドのだし、窓の外には長崎港が広がってるし最高にリラックスできる空間。ベッドに寝転がって見たマジックアワーがとってもきれいだった。
温浴施設で疲れをさっぱり流したら、夜はひさびさ遅くまで楽しくおしゃべり。気づいたら寝落ちしてたね。
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DAY
2
長崎・五島
幼馴染と友情深める
出島ワーフで 海を眺めながら
のんびりブランチ
海の見えるテラス席で、優雅にブランチ。なんだか日本じゃないみたい。かわいい龍馬のカフェラテは隠れメニューなのに、口コミが広がって10年以上オーダーされ続けてる人気メニューなんだって。
世界各国、産地で買い付けてきた豆を店舗隣の焙煎所で焙煎してて、いつも約12種類から好みの豆を選べるようになってる。
ここ出島は、まさにコーヒー伝来の地。そんな場所で飲むこだわりの一杯は格別なおいしさだった。家でも飲みたくて、豆を買って帰ることにした。
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セレンディップホテルで
カフェタイム
およそ1時間30分、船に揺られてたどり着いた五島は別世界!透明度の高い海、澄んだ空気に一気にテンションが上がる。
レンタカーを借りたら、福江港近くにあるホテルのカフェで一息。コワーキングスペースにもなっていて、楽しそうにお仕事している人もちらほら。今度は2人でワーケーションに来るのもいいね。
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有形文化財の
堂崎教会へ
赤レンガ造りの、素朴ながらも荘厳な雰囲気。禁教令が解かれて初めて五島に建てられた教会で、資材の一部はイタリアから運ばれてきたものなんだって。
海のそばから教会を眺めて、潜伏キリシタンの歴史に思いを馳せる。グラバー園近くにあった大浦天主堂にも潜伏キリシタンの物語があったけど、祈りが長崎市と五島をつなげていたんだね。
家に帰ったら、ハリウッド映画にもなった遠藤周作の「沈黙」を読み返してみようかな。
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ソトノマで
「五島のお母さん」に会う
五島に行くと言うと、何人かからこの店の名前が挙がった。「家の外にある居間みたいな場所」という意味の「ソトノマ」はコミュニティカフェ。
地元の野菜やお土産、自家製パンの販売や、子ども食堂も兼ねている。
創業者の有川和子さんは、看板娘でありみんなのお母さん的存在。スタッフさんと共に、島の中と外の人たちをつないでいる。
幅広い世代がくつろぐ空間は、まるで実家のような居心地のよさ。観光客が移住者へと変わるきっかけの場所にもなってるって、すごくうなずける。
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至極の"ホカンス"が楽しめる
絶景ホテルへ
ホテルステイをゆっくりと味わうのが、今回の旅のハイライト。部屋の扉を開けると、目の前には青い水平線と空!海と星空を独り占めできる露天風呂もあって、いつまでも景色を眺めていられそう。
後ろに鬼岳、目の前には海。五島の美しい景色をそのまま取り込んで満喫できる工夫が、あちこちに散りばめられている。
五島の最上級の椿油やオリジナルエッセンシャルオイルを使用したスパトリートメントで、心身ともにリラックス。まさに極上のリトリートな時間だね。
リラックスできたからなのかな。仕事のこと、生き方のこと、ちょっと深めな話までいろいろ話せた気がする。
たまにはこんな時間もいいね。
五島食材を味わう
「光の和食」
五島の近海で獲れる種類豊富で新鮮な魚、旬の野菜。地元のおいしい食材に光というテーマをプラスした、ここでしか味わえない創作和食。五感が満たされる。
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DAY
3
五島
幼馴染と友情深める
明星院で
天井絵を見上げる
教会が多いイメージだけど、お寺や神社も多い。天井絵のあるお寺があるよと聞いて、朝から明星院へ。
本堂の天井に、121枚もの極彩色の花鳥画。圧巻でしばらく見とれる。
大陸に近くて、遣唐使の国内最後の停泊地だった五島。明星院という名前は、唐からの帰りに立ち寄った弘法大師が名付けたといわれてるんだって。
それよりもずっと前からこのお寺があったという証拠が、インド仏教の影響を受けた「象」の飾り彫り。ここは古くから、みんなの祈りの場所だったんだね。
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椿オイルで
ヘッドスパ体験
お肌も髪も元気になる、椿オイルにハマってしまった。
五島にいるうちにもう一度椿オイルでケアしたくて、今日は2人で椿オイルヘッドスパを予約。
フルリクライニングシートに体を預けて、心地いい力加減のヘッドスパを受けていると…あまりの気持ちよさに爆睡しちゃってた!
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道の駅で
ランチ&お土産さがし
ヘッドスパですっきりしたところで、道の駅へ。ランチを楽しんだあとはお土産探し。
つるっとおいしい細めの五島うどん、芋焼酎、さつまいもの素朴なお菓子「かんころ餅」、ここにも椿オイルがあった。
美しいステンドグラスの並ぶ展望台で、しっかりと目に焼き付けるように五島の景色を眺めた。
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海を望む
渕ノ元カトリック墓碑群へ
キリシタンの長い歴史が感じられる墓碑群。このあたりは江戸中期に長崎市外海から14家族が移住してきた場所だとか。
傾きかけた陽射しが、十字架の墓標やマリア像の頬を照らす。その向こうには幻想的な五島の海。
思わず、静かに手を合わせた。
info:
会えなかった時間に置いてきた小さな夢を、
ひとつひとつ叶えるような旅だった。
五島・長崎の自然の美しさと人々の祈りに触れて、
生きる力をもらえるような旅だった。
また会おう、また旅しよう。
わたしたちのアオハルはまだまだ、
これからが本番だ。
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